皆さん、こんにちは。埼玉県川越市を拠点に、造園工事や植栽管理を手掛けている有限会社見澤園です。
「造園工事の仕事を始めるには資格が必要なのだろうか」
「未経験で応募しても、現場で何もできないのではないか」
「将来のために、どの資格から取得すればよいのか」
造園業への就職や転職を考えるなかで、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、造園工事の仕事は、資格や実務経験がなくても始められます。最初は先輩の補助や道具の準備、片付けなどから担当し、現場で基本を覚えていくのが一般的です。
ただし、使用する機械や担当する作業、将来目指す役割によっては、資格や講習の修了が必要になります。
この記事では、造園工事で役立つ資格や講習、未経験者が取得を目指す順番について解説します。
【要点まとめ】
- 造園工事の仕事は資格がなくても始められる
- 機械の操作や一部の作業には資格や講習が必要になる
- 職人として技術を磨くなら造園技能士が役立つ
- 現場管理を目指すなら造園施工管理技士が役立つ
- 未経験者は働きながら段階的に資格取得を目指せる
■造園工事の仕事は資格がなくても始められる
造園工事の求人には、未経験者を募集している会社もあります。入社時点で造園技能士や造園施工管理技士を持っていなくても、造園業に挑戦することは可能です。
・未経験者は補助作業から仕事を覚える
造園工事には、樹木の植栽や剪定、庭園や緑地の整備、公園の維持管理など、さまざまな仕事があります。
未経験者が最初から専門的な作業を一人で任されるわけではありません。まずは、道具や資材の準備、枝葉の回収、清掃、先輩の作業補助などを担当しながら、現場での動き方を覚えます。
作業の名前や道具の使い方が分からなくても、実際の仕事を見ながら一つずつ身につけていけば問題ありません。
・資格よりも仕事に取り組む姿勢が大切
未経験者の採用では、保有資格だけでなく、挨拶ができることや周囲と協力できること、分からないことを素直に質問できることも大切です。
造園工事は、一人だけで完結する仕事ではありません。現場では、周囲の状況を確認しながら、仲間と声を掛け合って作業を進めます。
資格がないことだけを理由に、造園業への挑戦を諦める必要はありません。まずは現場に入り、基本的な作業と安全意識を身につけることが、職人としての第一歩になります。
■造園工事で資格や講習が必要になる作業
造園工事そのものは無資格から始められますが、すべての作業を資格なしで行えるわけではありません。
使用する機械の種類や作業条件によって、資格、技能講習、特別教育、安全衛生教育などが必要になります。
・機械を使用する作業
造園工事では、刈払機やチェーンソー、高所作業車、小型移動式クレーン、車両系建設機械などを使用する場合があります。
作業内容や機械の能力によって、必要になる講習や教育は異なります。代表的なものには、次のようなものがあります。
- 刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育
- チェーンソーを使用する伐木作業等の特別教育
- 高所作業車運転技能講習または特別教育
- 玉掛け技能講習または特別教育
- 小型移動式クレーン運転技能講習
- 車両系建設機械運転技能講習
必要な講習を受ける目的は、仕事の幅を広げることだけではありません。自分や周囲の人を事故から守り、安全に作業を進めるためにも重要です。
・現場を管理する仕事
造園工事の経験を積むと、職人として作業するだけでなく、工程や品質、安全、予算などを管理する立場を任されることがあります。
公共工事や規模の大きな現場では、工事の内容に応じて有資格者の配置が求められる場合があります。将来、現場の責任者や施工管理を目指す場合は、造園施工管理技士などの資格が役立ちます。
・自動車運転免許も仕事に役立つ
造園工事では、会社から現場まで車で移動したり、道具や資材を運んだりする機会があります。そのため、普通自動車運転免許があると担当できる仕事の幅が広がります。
ただし、入社時に必要となる資格や免許は会社によって異なります。応募前に募集要項を確認し、不明な点は会社へ相談しておきましょう。
■造園工事で役立つ代表的な資格
造園業には、職人としての技能を証明する資格と、工事を管理する能力を証明する資格があります。
名前が似ているため混同されやすいのですが、代表的な「造園技能士」と「造園施工管理技士」では、証明する能力や試験内容が異なります。
・造園技能士
造園技能士は、造園作業に関する技能と知識を証明する国家検定です。1級、2級、3級があり、それぞれ上級、中級、初級の技能者が通常持つべき能力を基準としています。
試験では、造園に関する学科だけでなく、実際に課題へ取り組む実技も行われます。
植栽や庭づくりなど、職人として身につけた技術を客観的に示したい方に適した資格です。
・造園施工管理技士
造園施工管理技士は、造園工事の施工管理に関する知識と能力を証明する資格です。1級と2級があり、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理など、工事全体を管理する力が問われます。
将来的に現場をまとめる立場になりたい方や、公共工事を含む幅広い現場で施工管理を担当したい方に向いています。
・現場で役立つ資格や講習
造園技能士や造園施工管理技士以外にも、現場で使用する機械に関する資格や講習があります。
未経験者の場合は、最初からすべてを取得する必要はありません。会社の業務内容と自分が担当する仕事に合わせて、必要なものから取得していくことが大切です。
■造園技能士と造園施工管理技士の違い
造園技能士と造園施工管理技士は、どちらも造園業で役立つ資格ですが、目指す役割に違いがあります。
・造園技能士は職人としての技術を証明する
造園技能士は、実際に手を動かして造園作業を行う技能を証明するものです。
植栽や庭づくりに必要な知識と技術を身につけ、職人として成長したい方に向いています。
・造園施工管理技士は現場を管理する力を証明する
造園施工管理技士は、作業そのものだけでなく、現場全体を計画通りに進めるための管理能力を証明するものです。
現場の責任者や施工管理担当者として、職人への指示、安全確認、工程調整などを行いたい方に向いています。
どちらが優れているということではなく、「職人として技術を磨きたいのか」「現場をまとめる立場を目指したいのか」によって、取得すべき資格が変わります。
仕事内容や応募条件をもう少し確認したい方は、求人情報を見るだけでも構いません。まずは、見澤園でどのような働き方ができるのかをご覧ください。
■未経験者が資格を取得するおすすめの順番
未経験から造園業に入る場合は、最初から難しい資格を目指すよりも、現場で必要な知識と技術を段階的に身につける方が現実的です。
・最初に現場の基本と安全を覚える
まずは、道具の名称や使い方、作業前の確認、周囲への声掛け、片付けなど、現場の基本を覚えます。
資格の勉強で知識を得ることも大切ですが、造園業では実際の作業を見て、自分で経験することで理解できることが多くあります。
・担当する作業に必要な講習を受ける
基本作業に慣れてきたら、刈払機やチェーンソーなど、担当業務に必要な講習や教育を受けます。
扱える機械が増えることで、先輩の補助だけでなく、自分で担当できる作業も少しずつ増えていきます。
・造園技能士を目指す
現場経験を積みながら、造園技能士3級や2級を目標にする方法があります。
造園技能士は実技試験があるため、日々の仕事で身につけた技術を試験対策にも活かせます。受検資格は等級や学歴、職業訓練歴によって異なるため、申し込む年度の受検案内を確認しましょう。
・将来的に造園施工管理技士を目指す
現場の流れが分かるようになり、職人をまとめる立場や施工管理に興味を持った場合は、造園施工管理技士を目指す選択肢があります。
職人としての現場経験は、施工管理を行う際にも役立ちます。まずは目の前の作業を覚え、その後の目標として検討するとよいでしょう。
■資格取得を目指すなら経験を積める会社を選ぶ
造園の資格は、試験勉強だけで取得を目指すものではありません。特に実技がある資格では、日々の現場経験が大きな力になります。
・経験できる仕事の幅を確認する
会社を選ぶ際は、剪定や植栽だけでなく、造園工事、維持管理、樹木の移植や伐採、施工管理など、どのような仕事を経験できるのかを確認しましょう。
幅広い業務を経験できる会社であれば、自分に向いている仕事や将来目指したい役割も見つけやすくなります。
・未経験者への教育環境を確認する
未経験者の場合は、先輩から仕事を教わる環境があるか、分からないことを相談しやすいかも重要です。
資格を取得することだけを目標にするのではなく、取得した知識や技術を現場で活かせる環境を選びましょう。
・見澤園では幅広い現場を経験できる
見澤園では、造園工事や植栽管理に加えて、公園や河川等の維持管理作業・施工管理、大型樹木の移植・伐採作業などを行っています。
行政関係の案件も多いため、安定した環境のなかで、さまざまな現場を経験できることが特長です。
当社では、経験の有無にかかわらず、新しい仕事へ意欲的に挑戦したい方を歓迎しています。入社後は先輩のフォローを受けながら仕事を覚え、現場経験と資格取得を通じて一人前を目指せます。
資格がないことは、造園工事の仕事を諦める理由にはなりません。自然の中で働きたい方、体を動かしながら手に職をつけたい方は、まず現場で経験を積むことから始めてみましょう。
「まだ応募するか決めていない」という段階でも大丈夫です。仕事内容や資格について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

